ホットショットのレストアと改造が一段落ついたので、記事にまとめたいと思います。
ホットショットといえば、80年台バギーブームのころ、タミヤ初のフルタイム4WDマシンとして発売された車です。
私の持っているのは、その当時発売されたものをオークションで入手したものです。
こういう形の車でした。
この車、当初から欠点の多い車だったんですけども、レストアにあたり多くの方がその欠点を克服すべく、様々なアイデアを出されております。
そのアイデアを拝借しつつ、私もレストアしていこう、というのが今回のテーマですね。
ではまずそのイチ
タミヤ初のフルタイム4WDであり、試行錯誤の時代だったこともあるのでしょうが、この車センターデフやトルクスプリッターといったパーツがありません。
常に前後のタイヤが等速で回るようにできています。
そのため前進しようとする力が非常に強く、アンダーステアが強く出る車になっており、つまりは「曲がらない」。
改善点としてはどうにかしてトルクスプリッターを仕込むしかないわけです。
他の方々の作例を見ますと、TA02用トルクスプリッター付きプロペラシャフトを加工するとかマンタレイ用トルクスプリッターを加工するとかありました。
しかしながら、どちらも現在入手困難なものなので却下せざるえませんでした。
どうしたもんかと悩んでいたら、まえはん工房様のアイデアを発見しました。
https://maehanfactory.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
DF03用のオプションパーツで、フロントワンウェイベアリングというのがあるんですが、これをホットショットのフロントギアボックスのシャフトギアに仕込むわけですね。
簡単に説明しますと
ベベルギヤを削ってワンウェイベアリングがハマるようにします。固定は金属パテ。カップシャフトがハマるDカットの穴も、シャフトが回転するよう加工します。
ワンウェイベアリングの内径は6ミリなので、カップシャフトに外径6ミリ内径5ミリのパイプを圧入してこんなふうにしてあげます。
この2つを組み合わせるとこうなります。ギアボックスにはめ込むベアリングは1160サイズのを買いました。探すのに苦労しましたヨ
注意点はワンウェイベアリングの向き。前進時にフロントタイヤが回り、ブレーキングまたは後進時に空回りするようにしなければいけません。
間違えたからといって直すのが困難な加工をしますので、よーく確かめて作業しましょう。
また、ベベルギアにワンウェイベアリングを固定するときの手順ですが、カップシャフトをつけた状態で仮組みし、ワンウェイベアリングの位置合わせをしたら、そのまま金属パテを盛って固定してしまえば位置ずれせずに組めますね。
ただ、DF-03系パーツももう手に入りにくいですね・・・ワンウェイベアリングってだけなら手に入れやすいのがあるかな?
とりあえず本日はここまで
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